ギャラリーKira Kiraオープン!!!!!  

金土日宮崎駅西口老松通店 Kira Kiraの店内に
貸ギャラリーとしてオープンしました。

ワークショップ会場としてもご利用いただけます。


 →レンタル希望の方はこちらをごらんください

 

第1回 ディティールにこだわるな

 

バリ人は生まれつきの彫刻家でありダンサーである。“アイ・ラブ・バリ”の目線で眺めると、それぐらいの賞賛は贈りたいところだ。じっさい、ナイフ一丁あれば何でも作ってみせるグッドな手先は、日本に来ればたちまち子どもたちのヒーローだろう。いや、大人たちにだって、眠りについていた「少年」の心を覚ましてくれるに違いない。村々を歩くと、あっちこっちで「ウンコ」座りしながらガラスの破片や金属片で木に模様を描いたり、ペーパーをかけたり、バーナーで焼き付ける光景など、木や石や竹や鉄と“格闘”する少年少女をたくさん見かける。テガラランという村に行くと、一家一族総出演の家内手工業的木彫り屋さんがウンザリするほど軒を並べている。父ちゃんが木を運び、息子がそれを切る。一家のナンバーワン“アーティスト”の指導を受けながら木彫りに向かい、子どもたちが色を塗る。それも楽しそうにおしゃべりしながら…と、大体こんな風にモノづくりが進む。でも、得手不得手、スペシャルな得意技があって、馴染みの店に何度も訪れるようになると、ココはネコの小さいのがいい、あの兄ちゃんは大きい花が上手い、この一家は何といってもカエルのデカいヤツが抜群、といった風に、ま、それぞれに腕の見せ処を心得ているのが分かる。どこかの店の何かがヒットすると、アッという間に、オオッ!というほどコピーが出回るのもバリらしい。しかし不思議なのは、ロングセラーがなかなかない。確かにヒットしているのに一つもなくなったら、もう何を作っていたのか、サンプルさえ消失してしまってもう作らなくなってしまうのだ。そんな例を数多く見た。そこがまた、目論見や魂胆のエネルギーに乏しいバリらしくて“アイ・ラブ・バリ”たる所以かもしれない。ネコやカエルの置物など細工しやすい軟らかい木は「アベーシア」、皿や鉢など木目の美しさを出すには「ソノー」の木がいいという。テーブルやイス、ちょっと高級感のあるタイコには「マホガニー」をよく使う。木のダイヤモンドといわれる「ジャッティ」は、一般にはチークの名前で知られ、近年はオイルの高騰に伴って随分と高くなった。アンティークの家具にはほとんどこの木が使われている。箸やスプーン、取り皿など最もポピュラーなのが「ココナッツ」の木だろう。ココナッツのほか「ナンカ」や「ドリアン」などフルーツの木も独特の味わいが出るため、値の張る彫刻類でみかける。イルカの置物や子ども用の椅子に、最近「スワール」の木が用いられるようになった。アベーシアよりは固く、やや高級感が出せるのが魅力だ。そんな“メイド・イン・バリ”を楽しむコツは、何といってもディティールに目を向けず、キラキラ(インドネシア語で曖昧な)した作風に流れるゆるりとした空気を受け入れることだと思う。“アイ・ラブ・バリ”への一歩でもある。やがて、そこから“アイ・ラブ・ミー”へと続く道も繋がっているように、ボクは思うのだ。

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